作品: 

"3つのアラベスク"のタイトルの由来について
おじファクvol.1の舞台は広告代理店ですが、その会社アドリシャールのクリエイティブのチーフである天野雄一は、建築、絵画などに造詣が深い、趣味人。
今回のチャペルの広告展開にあたって、彼が気にかけていたのは、チャペルに生じる微妙な光と影をどう広告で表現するかということ。
そんな時雄一が参考にしたのが、モネの印象派絵画で、家に帰ってからも一人印象派の代表的な作曲家であるドビュッシーに耳を傾けて、構想を練っていたと思われます。

ドビュッシーが20代に作曲した「2つのアラベスク」は、当時のフランスの印象主義絵画の光と影、陰陽を音楽で表現しようとして作られたものだといわれています。
モードと調の変化による微妙なニュアンスによって、音における「光と影」を表現したこの曲はその後の印象派のムーブメントを起こし、クールジャズにも影響を与えました。

今回、主人公を巡って、雄一、大地、宗司の三人の「おじさま」たちの思いがまるでアラベスク(蔦)のように絡み合って行くさまのようだ、ということからタイトルがつけられました。